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アマダ/ 2024年 年頭所感

2024 年 01 月 10 日


株式会社アマダ
代表取締役社長執行役員 山梨 貴昭

 

 

 


 2024年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症による影響は収まってきたものの、地政学的なリスクが拡大し、世界経済の不透明感はますます強くなっています。これにより、原材料・エネルギー価格の高騰、パワー半導体などを中心とした供給の不足感が残っています。
 そのような中、アマダグループでは、潤沢な受注残を着実に売り上げにつなげたこともあり、上期累計の売上収益、営業利益、当期利益でいずれも過去最高を更新しました。
 2023年2月には「AMADA Global Innovation Center(AGIC)」をオープンし、約4,000社のお客さまにご来場いただきました。AGICでは、省エネルギー化や自動化に対応した新商品を数多く発表したほか、お客さまと新たな加工技術の創造への挑戦をスタートしました。さらに、2025年度に向けた中期経営計画を発表するなど、中長期での成長の土台をつくり上げてきました。

 中期経営計画2年目となる本年は、アマダグループの改革に向けて具体的なアクションを実行します。まず初めに、「レーザ・溶接事業」強化に向けて、2024年4月1日付けでアマダとアマダウエルドテックが合併します。両社の技術や事業を統合し、新たな付加価値を創造してまいります。さらに、グループ間でのシームレスな活動の強化によって、技術の進歩が著しい医療、半導体、e-Mobilityといった市場に最大限の効果を発揮します。次に、お客さまが抱える様々な課題を解決するには、個々のエンジニアリング力を高める必要があります。そのために、今年8月「AMADA Technical Education Center(ATEC)」の稼働を開始し、人材育成とエンジニアリング力の強化にもさらに力を入れて取り組んでいきます。
 一方、お客さまとともに持続可能な社会を実現するため、環境面では環境に配慮した商品の訴求のほか、お客さまの脱炭素経営を支援する「中小企業向けSBT認証取得支援サービス」を開始しています。そして、「V-factory」や「LIVLOTS」などDXを活用したソリューションで、お客さまのビジネスと工場を見える化し、効率のよい経営と運営の支援をさらに推進します。

 今年の干支である甲辰(きのえたつ)は、昇り龍と言われる通り、まさに勢いよく活気にあふれる年と言われています。不透明感が増す世の中が明るい方向に動き出すことを願います。「まだないモノを、アマダとつくる。」をスローガンに、お客さまとともにさらなる飛躍につながる一年にしたいと考えています。

 本年も皆さまの一層のご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

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