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日工会技術委員会/特別講演会「研削加工の高度化」3月26日に開催

2024 年 02 月 07 日

 一般社団法人日本工作機械工業会(会長 稲葉善治)の技術委員会・研究開発部会は、わが国の工作機械技術の向上とともに製造業の生産技術の向上に資することを目的として各種の活動を行っている。その一環としてこのたび、産官学技術懇談会・特別講演会「加工空間の熱流体工学的考察に基づく研削加工の高度化」を開催する。56 回目となる今回は、群馬大学等において加工、伝熱、流れの可視化とその解析について研究を行ってきた各分野の研究発表となる。以下に概要を示す。

特別講演会「加工空間の熱流体工学的考察に基づく研削加工の高度化」
【開催趣旨】
研削加工において、使用工具である砥石は微細な「すくい角は鈍角」の切り刃の集合体であり、「自生発刃」の研削メカニズムによって継続的加工が可能であっても研削機構の解明は切削機構よりも一層難しく、その学的研究は切削加工に比べ立ち後れている。一方、研削加工において加工機械の進歩、砥粒や砥石製造技術の改良、そして研削機構の研究やAIによる最適研削条件の探索などによって、作業の安定化が進み、加工精度の向上など様々で成果があり、さらなる普及が期待されている。実際の研削加工プロセスでは、砥石の高速回転や砥粒の切り込みにより熱が発生し、研削表面に悪影響を与えることはもちろん、研削熱は加工対象や工作機械への流入により、加工精度にも悪影響を与える。本研究では公益財団法人 工作機械技術振興財団のプロジェクト研究として、加工、伝熱、流れの可視化とその解析について取り組み、砥石周りの流れの可視化との解析を行い、研削熱のワークピース内部の熱伝達の基礎検証実験の成果を報告する。
【開催概要】
特別講演会「加工空間の熱流体工学的考察に基づく研削加工の高度化」
主催:(一社)日本工作機械工業会 技術委員会研究開発部会
日時:2024 年3月 26 日(火)14:00 ~ 17:00
会場:機械振興会館 6階6-66またはWEB:Cisco Webexを使用
※本件講演会は、対面/WEBのハイブリット開催形式です。
【プログラム】
14:00 ~ 14:10:開会挨拶 職業能力開発総合大学校 校長 新野 秀憲 (進行役)
14:10 ~ 14:40:「加工空間の熱流体工学的考察に基づく研削加工の高度化の取組み」
 群馬大学 理工学府 教授 林 偉民
14:40 ~ 15:20:「平面研削におけるワークピース内部の熱伝達の実験的検討」
 群馬大学 理工学府 准教授 川島 久宜
15:20 ~ 15:30:休憩
15:30 ~ 16:10:「円盤(砥石)周りの流れの可視化の試み」
 群馬大学 理工学府 教授 天谷 賢児
16:10 ~ 16:50:「研削砥石回りの流体のシミュレーション」
 和洋女子大学 全学教育センター 准教授 桑名 杏奈
16:50 ~ 17:00:閉会挨拶 職業能力開発総合大学校 校長 新野 秀憲
※上記プログラムは予告なく変更となる場合もある。

【申込方法】
■申込先及び問い合わせ先 E-mailによる申し込みのみ
 下欄の《参加申込書》に必要事項を記入して
 (一社)日本工作機械工業会技術部 笹川まで送信してください。E-mail:sasagawa@jmtba.or.jp
■問い合わせ先
 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8  ℡:03-3434-3961
■定員:対面:50 名 Web参加 100 名程度
 ※対面は感染状況によって、オンラインへ変更する場合あり(先着順)
■締切り:2024 年3月 19 日(火)

《参加申込書》下記の項目を明記のうえメールでsasagawa@jmtba.or.jp宛てに送信して下さい。
①第 56 回産官学技術懇談会
「2024 年3月 26 日(火)開催の標記懇談会に対面/オンラインにて参加致します。(どちらで受講するか希望を明記してください。)
②参加者氏名:
③会 社 名:
④所属・役職:
⑤住   所:〒
⑥電   話:
⑦電子メール:
⑧本案内の入手先(所属団体):

※対面を希望しても、状況によりオンラインでの参加になる場合がある。
※資料配布方法は、対面で参加の場合は、当日印刷した資料を渡す予定で、また、オンライン参加の場合は、事前にメールでPDFファイルを送信する。