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2023国際ロボット展 iREX2023開催される

2023 年 10 月 25 日

 (一社)日本ロボット工業会と日刊工業新聞社は、2023 年 11 月 29 日(水)~ 12 月2日(土)の4日間、東京ビッグサイトで『ロボティクスがもたらす持続可能な社会』をテーマに、「2023国際ロボット展 (iREX2023)」を開催する。同展示会は、2年に一度開催する世界最大規模のロボット専門展として、今回で 25 回目を迎える。出展規模は、654 社・団体、3,508 小間(前回 615 社・団体 3,227 小間)で過去最大での開催となる。会場は、東京ビッグサイトの東1~8ホールと西3、4ホールを使用し、用途が拡大する産業用ロボットの最新システムや関連機器の展示のほか、普及が進むサービスロボットなども多数展示される。
 「ロボットSIerゾーン」では、ロボット導入に必要なインテグレーター企業の展示、「ロボットシミュレーション&ビジョンシステムゾーン」では、VR/ARなど含む要素技術の展示が行われる。「物流システム・ロボットゾーン」「部品供給装置ゾーン」では、物流業界で活躍する最新のロボットシステムやパーツフィーダなどの供給システムが展示される。また、前回に引き続きオンライン展示会「iREX ONLINE」を、11 月 22 日(水)~ 12 月 15 日(金)に開催する。オンライン会場のみの出展者やオンライン会場限定の講演・ウェビナーもあり、見どころは満載。
 メインステージでは、初日に「iREXロボットフォーラム2023」を開催し、ロボット導入の最新動向や新たな分野での活用の可能性を探る。その他、多数の講演やフォーラムなどが連日実施される。併催企画では、主催者企画として、2050 年を見据えたテーマ展示を行うほか、体験企画イベント「つくる☆さわれる国際ロボット展」も実施する。

開催概要

◆名称:2023 国際ロボット展
◆[INTERNATIONAL ROBOT EXHIBITION 2023(iREX2023)]
◆開催趣旨:国内外における産業用・サービス用ロボットおよび関連機器を一堂に集めて展示し、利用技術の向上と市場の開拓に貢献し、ロボットの市場創出と産業技術の振興に寄与する。
◆テーマ:ロボティクスがもたらす持続可能な社会
◆主催:一般社団法人 日本ロボット工業会、日刊工業新聞社
◆後援:経済産業省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省、総務省、文部科学省、日本商工会議所、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、日本貿易振興機構(JETRO)、日本放送協会(NHK)〈順不同、法人格略〉
◆協賛:計測自動制御学会、情報通信ネットワーク産業協会、製造科学技術センター、精密工学会、全日本プラスチック製品工業連合会、テクノエイド協会、日本アミューズメントマシン協会、日本機械工業連合会、日本金属プレス工業協会、日本建設機械工業会、日本建設機械施工協会、日本工作機械工業会、日本産業機械工業会、日本自動車工業会、日本自動車部品工業会、日本食品機械工業会、日本鍛圧機械工業会、日本鉄鋼協会、日本電気計測器工業会、日本電機工業会、日本電気制御機器工業会、日本塗装工業会、日本半導体製造装置協会、日本福祉用具・生活支援用具協会、日本福祉用具供給協会、日本物流システム機器協会、日本フルードパワー工業会、日本ベルト工業会、日本防錆技術協会、日本包装機械工業会、日本溶接協会、日本ロボット学会、マイクロマシンセンター、ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会〈五十音順、法人格略〉

【リアル会場】
◆会期:2023 年 11 月 29 日(水)~ 12 月2日(土)
◆会場:東京ビッグサイト 東1~8ホール/西3・4ホール
◆開催時間:10:00 ~ 17:00
◆入場料:1,000 円 ※入場登録者、招待状持参者、中学生以下は無料
◆同時開催展{西1・2ホール/11 月 29  日(水)~ 12 月1日(金)/相互入場を実施}:「洗浄総合展」、「VACUUM真空展」、「SAMPE Japan 先端材料技術展」、「高精度・難加工技術展」、「表面改質展」、「KOKOKARA Fair」、「FACTORY’S GOODs」

【オンライン会場】
◆会期:2023 年 11 月 22 日(水)~ 12 月 15 日(金)
◆会場:オンライン上
◆入場料:無料[登録制]

開催規模

合計 654 社・団体 3,508 小間 (前回 2021 年 615 社・団体 3,227 小間)
※前回比 39 社・281 小間の増加、過去最大規模での開催

【ゾーン別 小間数】
■産業用ロボットゾーン 2901 小間(前回 2,488 小間)
うち
■物流システム・ロボットゾーン 131 小間 共催:(一社)日本物流システム機器協会
うち
■部品供給装置ゾーン 35 小間 共催:日本部品供給装置工業会

■サービスロボットゾーン 397 小間(前回 479 小間)

■併催企画ゾーン 210 小間(前回 260 小間)(つくる☆さわれる国際ロボット展等)

【海外出展者数】
121 社 443 小間(前回 49 社 228 小間)
※前回比 72 社・215 小間増、過去最大比率での出展

【出展国】18 ケ国
アメリカ合衆国、イスラエル、イタリア、英国、オーストリア、カナダ、韓国、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、台湾、中国、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フランス、香港

みどころ

①広い用途に対応した産業用ロボットゾーン!
 産業用ロボットは、従来の自動車や半導体業界での利用から、物流、食品、医薬分野への導入が拡大し、合わせて AI の活用が高まり、ロボットによる自動化と生産性の向上が加速している。会場では、協働ロボットや DX 及びデジタルツインに関わるロボットやソリューションの展示のほか、「物流システム・ロボットゾーン」「部品供給装置ゾーン」では、物流現場で活躍するロボットやパーツフィーダの最新技術を展示する。また、「SIerゾーン」や「ロボットシステム・ビジョンゾーン」などではロボットの導入に向けたインテグレーター企業の出展や、要素部品の展示を行う。
②介護・福祉、農業、インフラ・災害対応、教育まで幅広いサービスロボットゾーン!
 サービスロボットゾーンでは、介護・福祉、インフラ・災害対応、教育、食品など社会で活躍する最新のロボットを展示する。コロナ禍で導入が加速したサポートロボットや、需要の高い最新ドローン展示の他、スマート農業で活躍するロボット、清掃ロボット、警備ロボットなどの展示も行う。その他、「かながわロボットイノベーション」では、神奈川県内企業で実際に活用しているロボット技術を展示する。
③海外出展者は過去最大規模!
 前回開催時はコロナ禍の影響を受け、海外出展者は減少傾向となった、今回の海外出展者は、コロナ禍前の 2019 年開催時を越えて、過去最大数となり、全出展者の約2割を占める。また海外向け来場誘致PRも強化し、会場内ではOverseas Lounge設置などを行い、世界各国からの来場者を迎え入れる。
④ロボット業界の“今”を知るステージや、ユニークなキーワード満載のステージ!
 西4ホール内メインステージでは、経済産業省やNEDOによるロボット政策と支援プロジェクトの成果報告や、ロボットメーカーとユーザーが一堂に会するフォーラム、海外のロボット工業会の講演のほか、「スマート農業」、「生成AI」、「大阪・関西万博」、「機動戦士ガンダム」などユニークなキーワードのステージは必見。
⑤併催企画では、豪華コラボレーションや複数のロボット展示を開催!
 西4ホールでは、2050 年を見据えた、未来のロボット活用について展示を行う。また、例年人気を博している「つくる☆さわれる国際ロボット展」(12 月2日のみ開催)では、ロボットプログラミング教室や水中ドローン、ロボットペーパークラフトなど、若年層を中心に幅広い世代にも楽しまれる体験企画を用意している。

iREX ONLINE

■ 『iREX ONLINE』
日時:11 月 22 日(水)~12 月 15 日(金) 出展社数:54 社(10 月 10 日時点)
前回に引き続きオンライン展示会「iREX ONLINE」を開催する。
リアル会場の会期中はもちろん、会期前後でもオンライン出展者の展示やウェビナーなど、どこからでも 24 時間アクセス可能。
また、新機能としてオンラインでもリアル会場のような偶発的な出会いを演出する新たな検索手法「iREX GO(アイレックス ゴー)」を実装する。オンラインのみの出展者・講演もあり、見どころ満載。 iREX ONLINE ⇒ https://irex.nikkan.co.jp/

メインステージ

会場:西4ホール内 メインステージ 定員:各 500 名(聴講無料)
「ロボット」というキーワードから広がる、バリエーション豊かなステージプログラムを開催する。

■経済産業省のロボット政策(仮) *日英同時通訳あり 登壇:経済産業省

■iREX ロボットフォーラム2023「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」 *日英同時通訳あり
主催:日本ロボット工業会、日刊工業新聞社

■スマート農業の推進~人口減少下でも持続可能な食料供給体制を確立~(仮)
主催:農林水産省

■NEDOロボット・AIフォーラム2023 *日英同時通訳あり
主催:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

■生成AIの最前線~産業利用や今後について~
主催:モノづくり日本会議

■インターナショナルロボットフォーラム「産業用ロボット:世界の現状と展望」 *日英同時通訳あり
主催:国際ロボット連盟(IFR)、日本ロボット工業会

■いのち輝く未来社会実現に向けて~大阪・関西万博が伝えたいこと~
登壇:2025 年日本国際博覧会協会 ほか

■来るべき“現実の宇宙世紀”に向けてー
『機動戦士ガンダム』×サステイナブルな未来・イノベーション創出への挑戦 *日英同時通訳あり
主催:経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、JOIC
☆登壇者などの詳細情報は公式Webサイトにて随時更新している。 https://irex.nikkan.co.jp/

併催企画

■主催者企画『ロボティクスがもたらす持続可能な社会』
2023国際ロボット展のテーマを広く発信する、参加・体験型の企画エリアを設置する。
場所:西4ホール

『ロボティクスがもたらす持続可能な社会』
「サステイナブル・共存・協働」をコンセプトとした企画エリア。
ロボットメーカーを中心に、様々なデモ・体験が用意されている。
≪展示協力(50 音順):
・川崎重工業 ・パナソニック ホールディングス ・ファナック ・三菱電機 ・安川電機

出張!未来館!『新ロボット展示を体験!』
日本科学未来館の展示が 11 月にリニューアルするのに合わせて、ロボットに関する新常設展示が特別に国際ロボット展に出張する。フォトスポットや参加型企画など、楽しめるコンテンツを用意している。
主催:日本科学未来館 協力:トヨタ自動車

iREX2023×デジタルハリウッド大学『PRムービー制作プロジェクト』
国際ロボット展とデジタルハリウッド大学(メディアサイエンス研究所 荻野健一研究室)がコラボレーション。
次世代に向けたPRムービーを制作、放映する。映像に使用される、学生たちの描いた「ロボットと共存する未来」のイラストも展示する。

主催者企画全体を通して、来場者と共に 2050 年のロボットとのかかわり方に未来を描いていくエリアの用意がある。

■『つくる☆さわれる国際ロボット展』(体験企画)
ロボット操作体験やプログラミング体験など、若年層を中心にまで、幅広い来場者が楽しめる企画を予定している。
場所:西4ホール  ※土曜日のみ開催
【実施予定プログラム】 ■ 水中ロボットを動かしてみよう! ■ \VEX123 / 4歳からのコーディング体験 ■ オリジナルの「TonTon ゴリラ」で紙ずもう! ■マイクロマウス体験講座

■ロボットアイデア甲子園全国大会
高校生・高専生を対象としたロボット活用アイデアコンテストのプレゼンテーションと表彰式を実施する。
場所:東8ホール内セミナー会場 ※土曜日開催
主催:日本ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)
☆企画の最新情報は公式Webサイトにて随時更新中。 https://irex.nikkan.co.jp/