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ことラボ・レポート

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鍛圧機械工業会総会が開催された

2023 年 06 月 28 日

 一般社団法人・日本鍛圧機械工業会(北出安志・代表理事会長)は5月 16 日(火)に都内で 2023 年度定時総会を開催し役員改選および今年度の事業計画などを発表した。懇親会前に「MF功労賞」の贈賞式や叙勲受章者の紹介を行った。

懇親会開宴前に挨拶する北出安志・代表理事会長

日本鍛圧機械工業会の新体制
直前の総会で選任された新体制は以下の通り。
代表理事会長 北出安志(新任) コマツ産機㈱代表取締役社長
理事副会長 相澤邦充(新任) ㈱相澤鐵工場代表取締役社長
理事副会長 中塚尚樹(新任) アイダエンジニアリング㈱上級執行役員
理事副会長 堀江喜美雄(重任) ㈱アマダ顧問
理事副会長 山田烈史(新任) ㈱エイチアンドエフ取締役社長
理事副会長 冨永浩之(重任) 住友重機械工業㈱産業機器事業部長
専務理事 生田周作(新任) 業務執行理事

新任の北出安志代表理事会長の挨拶
 このたび第 75 回の総会・理事会で承認を得て代表理事会長に選任されました。当工業会は 75 年の歴史を持ち、私の人生より長い。歴代の皆様の努力でここまでやれて来られたと思います。先達の工業会への寄与に感謝します。伝統ある工業会の代表理事となり身の引き締まる思いです。
 さて工業会を囲む環境ですが、2022 年度の鍛圧機械業界の受注総額は 3,757 億円と 21 年度に比べますと数%の増ということでしたが 2023 年度は、コロナが2類から5類に下がったとは言え、まだまだ不透明ですし、物価の上昇も、上げているのか上がっているのか判らない点もあります。一方、カーボンニュートラルで新たな商品が出てきています。補助金も引き続き継続しています。工業会としては 2022 年と同水準と見ている。7月には《MF-TOKYO》が開催されますので、皆さんと力を合わせて盛大に開催したい。産学連携も引き続き取り組んでまいります。本日は塑性加工学会から藤川会長がお見えになっています。教育についても若手を中心にテキストを制作しました。会員数も、現在 112 社ですが、それを皆さんと協力して増やしていきたい。

MF功労賞の贈賞
式典の初めには恒例の功労者に対する表彰が行われた。「MF功労者」への贈賞で、3名の贈賞者への贈賞は新任の北出会長が行った。

左から第 18 代会長・宗田世一氏、プレゼンターの北出安志代表理事会長、第 19 代会長・坂木雅治氏、永年役員・岡田博文の各氏

《MF-Tokyo2023》開催
 7月 12 日(水)~ 15 日(土)の4日間、東京ビッグサイト 東4~8ホールを使って、第7回プレス・板金・フォーミング展《MF-TOKYO2023》が開催される。東4、5ホールにはプレス機械と周辺機器・装置、東6ホールにフォーミングマシンと周辺機器・装置、東6と7ホールに板金機械と周辺機器・装置が東8ホールは講演会場として使われる。

「ことラボSTI」からの提案」
 以前から気になっていたのだが、日鍛工の総会前に「MF功労者」の贈賞式が行われる。
 下の式次第を見ると「会長挨拶」の前にセレモニーがある。会長挨拶から懇親会が始まるとの考え方だと思うが、この順番だと会長の挨拶時点では、直前のセレモニーの余韻が残り会場内が騒がしくなる。会長挨拶を聞いてない人も多い。録音データが聞き取れないほどだ。会長の挨拶を先にして、会長挨拶から贈賞式を入ることをお勧めします。
「《定時総会後懇親会 次第》
1.MF功労賞贈賞
第 18 代会長 宗田世一/第 19 代会長 坂木雅治/永年役員 岡田博文
2.叙勲受章者ご紹介
吉野機械製作所 会長 吉野有信/坂村ホットアート 相談役 谷口正弘
3.会長挨拶 日本鍛圧機械工業会 代表理事会長 北出安志
4.来賓挨拶:経済産業省製造産業局素形材産業室・室長補佐 飯沼薫也/日本塑性加工学会・会長 藤川真一郎
5.乾杯
6.中締め」