芝浦機械/ 2023年度　芝浦機械グループ入社式　社長訓示

芝浦機械株式会社
取締役社長 坂元 繁友

　新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
　これからの世の中は、新しい価値観やトレンド、技術などが今まで以上に「早く」、そして「激しく」変化していきます。皆さんには当社の経理理念である「わたしたちは、世界中でお客様の価値最大化に貢献していきます」を実践し、「モノづくりを通じて、社会に貢献することで、進化を続けてきたＤＮＡ」と「お客様と共に、更なる進化を遂げていく」との思いを受け継いでいただき、芝浦機械グループの一員として、若い想像力を遺憾なく発揮し、世の中の変化に対応できるよう皆さん自身もさらなる進化を遂げていただくことを期待しています。

　さて、皆さんの入社にあたり三点お話させていただきます。
　まず、一つ目、『コミュニケーション』についてです。
　ここ数年の新型コロナウイルス感染拡大により、企業のみならず、皆さんの学生生活におかれましても様々な制約があったと思います。対面でのコミュニケーションが制限される中、WEB会議やオンライン面接など、リモートでのコミュニケーションが普及し、手軽ではありますが、対面だからこそ生まれる人間関係も多くあり、今後は顔と顔を合わせてのコミュニケーションも大切にしてください。
　皆さんは今後、多くの人と関わりながら仕事をしていきます。役職や年齢・職種・部門の垣根を超えて、積極的にコミュニケーションを取っていただき、その中で、時には意見がぶつかり合うこともあると思いますが、失敗を恐れず、活発な意見交換を行ない、目標に向かって進んでください。

　二つ目は、『変革への期待』についてです。
　今年は、２０２０年から始動した中期経営計画の最終年度という重要な年であり、これまで、事業再編・経営管理の改革・人事関係の施策・営業改革・工場の再編を進めてまいりましたが、改革に向けて形を作るだけでは不充分であり、仕事のやり方や考え方を変えてこそ成果が出ると思っています。
　職場に配属されてから、先輩の指導の下、様々な業務に携わっていくことになりますが、新しい考え方やフレッシュな視点をもつ皆さんには、昔のやり方が正しいという風潮を一新する一端を担っていただき、ともに変革の中心となっていただくよう期待していますので、企業発展に向けて一緒に頑張っていきましょう。

　三つ目は、『会社の顔になること』についてです。
　皆さんは、本日から「芝浦機械グループ」の一員として、社会人としての一歩を踏み出します。新入社員教育をはじめ、これから行なう様々なことに対して積極性や意欲を持ち、取り組んでください。そういった姿勢を見せることで、まずは先輩方に顔と名前を覚えてもらい、いち早く当社従業員の仲間として認識してもらえるように努め、いずれは当社を代表する人物いわば会社の顔となっていただくことを期待します。

　結びになりますが、ＳＤＧｓ達成に向けて、ほぼすべての基幹産業に大きな変革の波が到来しており、当社はさまざまな課題の解決に貢献することができます。皆さんには芝浦機械グループの一員として、ＳＤＧｓ等の社会課題解決に向けて、自分がやるべきことを明確化するとともに、現状に満足せず、新たな活力を芝浦機械グループに吹き込んでいただくことを期待しています。

　一緒に芝浦機械グループの未来を築いていきましょう。