メールマガジン配信中。ご登録はお問い合わせから

ー 科学と技術で産業を考える ー

ことラボ・レポート

最新の業界情報

日本工作機械工業会/ 年頭所感

2022 年 01 月 06 日


一般社団法人 日本工作機械工業会
会長 稲葉 善治

 

 

 


 2022 年の新春を迎え、謹んで年頭の御祝詞を申し上げます。
 さて、昨年を振り返りますと、米中が対立を深める中、新型コロナウイルスの感染拡大が続いたものの、先進国を中心にワクチン接種の進展から経済活動を取り戻し、世界経済は緩やかな回復傾向に転じました。設備投資は回復の足取りを強め、工作機械受注は半導体関連が堅調に推移した他、コロナ禍にあって抑制されていたペントアップ需要が世界の各地域で顕在化しました。当会は 2021 年の工作機械受注について、9 月に 1 兆 4,500 億円前後に達すると見通しを上方修正致しましたが、内外市場において工作機械ユーザーの設備投資意欲は大変力強く推移しており、2021 年の受注額はこれを上回り、1 兆 5,000 億円を上回る勢いです。
 工作機械業界を取り巻く環境では、技術面においては AI の進化による音声認識や温度補正などの機能の実現や、5G の普及により高速・大容量通信による DX 活用が期待されます。また、Additive Manufacturing 技術の進化、ロボット技術との融合による自動化・省人化技術による生産技術革新も加速しております。環境分野では、COP26 で産業革命前からの気温上昇を 1.5 度以内に抑えるよう努めるとの決議が採択され、わが国製造業においても2050 年カーボンニュートラルへの対応が求められます。一方で、通商環境は複雑化しており、経済安全保障への対応が必要となっております。日本の工作機械産業はこれらの変化に柔軟に対処し、あらゆる技術を進化・発展させて、世界の製造業の発展に貢献して参ります。
 JIMTOF は我が国工作機械産業の最大のイベントです。今回で 60 周年を迎える JIMTOF2022 は、11 月に東京ビッグサイトにて、東・西展示棟に加え新たに南展示棟を加え過去最大規模で開催致します。ユーザーの皆様に向けて世界最先端の工作機械技術・製品を発信して参ります。また、企画展示や全国から学生を招待して工作機械産業の意義や役割りを講義する「工作機械トップセミナー」の開催を通じて、工作機械産業の魅力を社会に伝えて参ります。ぜひご来場頂きたいと存じます。
 当会は、昨年 12 月 1 日に創立 70 周年を迎えました。2022 年は、未来に向けて業界一丸となり次の一歩を踏み出して参ります。関係各位には当工業会の事業に対する一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 本年が、新型コロナに負けず、皆様にとって更なる飛躍の年となることを祈念致しまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。

 

日本鍛圧機械工業会の年頭所感はこちら
日本ロボット工業会の年頭所感はこちら

株式会社アマダの年頭所感はこちら
芝浦機械株式会社の年頭所感はこちら
THK株式会社の年頭所感はこちら
DMG森精機株式会社の年頭挨拶はこちら
ファナック株式会社の年頭所感はこちら
株式会社牧野フライス製作所の年頭所感はこちら