メールマガジン配信中。ご登録はお問い合わせから

ー 科学と技術で産業を考える ー

ことラボ・レポート

最新の業界情報

日本鍛圧機械工業会/ 年頭所感

2022 年 01 月 06 日


一般社団法人 日本鍛圧機械工業会
代表理事会長 北野 司

 

 

 


「変化・変容で予測困難な時代に立ち向かう」

 新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 平素は、当工業会の運営に格別のご支援とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 2022 年の年頭にあたり、昨年を振り返りますと共に本年の展望を述べさせていただきます。日本国内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が確認されてから丸二年が経過しました。この間、度重なる緊急事態宣言等が発出されたものの、昨年 10 月中頃から感染者数が劇的な減少傾向を示し収束に向けて一段落したように感じましたが、直ぐに新たな変異株の確認によって再び警戒感が強まりました。引き続き感染対策には気を緩めることなく対応して行く必要があると思われます。
 米中貿易摩擦の影響が懸念された 2020 年は、コロナ禍により情勢は大きく変わり世界的に厳しい経済動向で推移しました。2021 年も景況の回復が懸念されましたが、当工業会の調査統計委員会では、ワクチン接種や政府の経済対策への期待を込めて緩やかな回復基調になると予想しておりました。しかし 1 月度の受注統計では 23 ヶ月振りに対前年同月比増に転じて以来、増加傾向は続き、昨年末の調査統計委員会では、2021 年暦年受注は当初予想を大きく上回る 3,250 億円としました。
 2022 年も緩やかに上向くと考えられており、同委員会では 2022 年暦年では 3,400 億円で 4.6%増、年度では 3,450 億円で 3.0%増になるものと予想しております。
 受注状況は国内外ともに順調な動きを示しておりますが、一方では電子部品・原材料等の不足による生産の遅れやコンテナ不足による海外輸送の障害が問題となっています。我が国の感染状況が緩和しても諸外国の感染状況に左右され、今後の受注並びに生産動向は不透明で見通せませんが、一日も早い復旧を望んでおります。
 東京五輪・パラリンピックの開催延期に伴い、MF-TOKYO は展示会場での開催は断念し、代わりに昨年 11 月 29 日から 12 月 3 日に MF-TOKYO 2021 Online を開催しました。
 出展者数は少なかったものの、各ブースの展示は動画を中心とした見応えのある内容で、目標を上回る 14,594 名ものご来場を頂きました。次回の MF-TOKYO は 2023 年 7 月 12 日(水)から 15 日(土)の 4 日間に亘り東京ビッグサイトでの開催が決定しています。この頃には、経口抗ウイルス薬が実用化され、十全な状態で開催できるものと思っております。
 前回の MF 技術大賞はコロナ禍の影響もあり 3 件の応募となりました。受賞製品の選考では、技術・環境・経済の三つの側面で評価しますが、これまでは工程削減によるコストカットなどの経済的側面について、応募する側も選考する側も意識が向いていた様にも思えます。しかしながらこの 2 年で DX(デジタルトランスフォーメーション)や CN(カーボンニュートラル)などの概念や指標が掲げられました。今後は社会潮流である CN の観点で優位性のある技術・製品を積極的にアピール頂きたいと考えております。これまで応募されなかった製品や技術を CN の観点で探り、応募頂きたく思っており、MF 技術大賞の持つ意義が変容する時なのかもしれません。会員各位の奮っての応募を期待したいところです。
 この 2 年間に亘り工業会、各会員の皆様とともに十分な活動ができませんでした。本年からは平常に戻れることを期待しつつも、会員の皆様におかれましては感染症対策に十分に留意され、安心かつ安全に活動されることを心からお願い申し上げます。本年も工業会活動に関係各位のご支援、ご協力と会員各位の積極的なご参加をお願いいたします。
 皆様方にとりまして本年が良い年でありますようご祈念申し上げますと共に、益々のご繁栄とご健勝をお祈り申し上げます

 

日本工作機械工業会の年頭所感はこちら
日本ロボット工業会の年頭所感はこちら

株式会社アマダの年頭所感はこちら
芝浦機械株式会社の年頭所感はこちら
THK株式会社の年頭所感はこちら
DMG森精機株式会社の年頭挨拶はこちら
ファナック株式会社の年頭所感はこちら
株式会社牧野フライス製作所の年頭所感はこちら