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ファナック/ 年頭所感

ファナック株式会社
代表取締役会長 稲葉 善治
新年明けましておめでとうございます。謹んで年頭のご祝辞を申し上げます。
昨年は米中覇権争い、新型コロナの感染拡大及び半導体をはじめとする各種部材の払底など、製造業を取り巻く環境は大変厳しく、厳しい年でありました。然しながら、一方では東京オリンピックにおける日本選手の大活躍、ペントアップ効果や各種補助金効果による工作機械市場の活性化など、悪い事ばかりではありませんでした。
こうした状況の中で、本年は世界中で新型コロナのワクチン接種や経口治療薬の普及が進み、世界経済が力強く再生の道筋を辿っております。製造業も例外ではなく、工作機械市場の完全復活が期待されています。既に、日工会の昨年の受注は3年振りに1兆5千億円を超えた模様で、国内外市場の回復が鮮明になって来ております。
一方、製造業に於ける環境と人に優しい生産システムを求める声が世界中で日増しに高まっています。私共がお客様の生産性向上に全力を尽くす事は当り前ですが、こうした社会的な要求に対しても真摯に向き合い、平和で持続可能な世界の実現を目指して本年も全力を尽くして参ります。この為には、環境負荷を軽減する生産システムの実現を目指して、カーボンニュートラルの対策を強力に進めて参ります。また、異常気象による大規模災害や世界情勢の激変にあっても生産を維持するべく、強固でグローバルなサプライチェーンの構築などを推進して参ります。
さて、昨今、ものづくりにおいて IoT や AI を駆使する事により「もの」から「こと」へ移行する動きが活発になって来ています。然しながら、私共は、ものづくりに於いて「もの」と「こと」の両方が大切だと考えています。即ち、「もの」だけでは生産効率が悪く、また、「こと」だけでは物理的に何も起り得ません。この両方の技術がうまく調和して、初めてインテリジェントでスマートな生産システムの構築が実現出来ると考えております。この為に、本年も CNC やロボット等の性能向上に努めると共に製造業を支える IoT のプラットフォームである FIELD system や DUCNET の普及促進に全力を挙げて参ります。
最後になりますが、皆様にとって本年が素晴らしい年になりますようご祈念申し上げますと共に益々のご発展とご健勝をご祈念申し上げます。
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