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DMG森精機/「小型の複雑形状ワークを1台で加工 省スペースな複合加工機NTX 500を開発」

2022 年 06 月 28 日

 DMG森精機株式会社(以下、当社)は、小型の複雑形状ワークを1台で加工する、シリーズ最小の複合加工機NTX 500を開発しました。

 NTXシリーズは、旋削とミーリングの工程を1台に集約できる複合加工機として、2010年の販売開始以来、自動車、航空・宇宙、医療、金型など幅広い分野で、世界中のお客様にご使用いただいております。一方で、医療用機器、時計、光学部品、打錠金型、噴射ノズル、ロボット部品などの複雑形状ワークは、小型化、精密化が進み、お客様から、省スペースで効率よく生産でき、単位面積当たりの生産性を高めることができる小型の複合加工機へのご要望が高まっています。
 今回開発したNTX 500は、当社の複合加工機の中で最小のフロアスペース(幅3,480 mm×奥行2,060 mm)で、これまで自社工場のスペースに制約があり、複合加工機の導入に躊躇されていたお客様にもご使用いただける省スペースな機械です。
 世界最小クラス*1の全長250 mmながらも高出力、かつ主軸最高回転速度42,000 min-1*2と高速なターンミル主軸compactMASTERを搭載し、小径穴の加工をさらに精度良く加工することが可能です。
 これまで小型のマシニングセンタとロータリテーブルを駆使して工程を分割して加工しているお客様や、小型のターニングセンタを使用して複雑形状ワークの加工に課題をお持ちのお客様が、NTX500をご使用いただくと、段取り替え作業の低減による生産性向上や加工精度の向上など、複合加工機による工程集約のメリットをより実感していただけます。

*1 当社調べ
*2オプション

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