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ー 科学と技術で産業を考える ー

ことラボ・コンテンツ

岩波徹の視点

2024年の年頭にあたり

2024 年 01 月 10 日

 2024 年 あけましておめでとうございます。
 お屠蘇の酔いも醒めぬ元旦の夕方に石川県能登地方を襲った震度7の「能登半島地震」で被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
 私には富山県に親せきがおり他人ごとではありません。また日本工作機械工業会の会員には北陸地方に本社を置く会員も多く、皆様のご無事をお祈りしております。幸い「わが社は大丈夫」との連絡を頂いております。まだ強い余震が続いており、気の休まらない日々が続いております。被災・被害にあわれた方々の一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。
 こうした災害に対して「頑張ろう何々型」のスローガンが登場しますが、今回は“呼びかける型”ではなく“負けないぞ北陸”と、自らの意思を強く打ち出すことを提案します。
 また翌日には、被災地に救援節意を空輸しようとしていた海上保安庁の航空機が滑走路上で着陸してきた日本航空(JAL)機と衝突・炎上しました。JAL機の乗客・乗務員 379 人は 14 人がけがをしたものの全員が 18 分間で脱出できた。機内放送が故障して機長の指示がない中で、乗務員たちの冷静な行動に世界から賞賛の声が上がっています。
 大きな災害時にも冷静に行動できる人々の公共性の高さを誇りに思います。負けないぞ日本!