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アマダ/ 2026年 年頭所感
株式会社アマダ
代表取締役社長執行役員 山梨 貴昭
2026 年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年を振り返りますと、米国の関税政策による貿易摩擦や対中関係の不透明感、ウクライナや中東情勢など地政学リスクにより、依然として先行きが見通しにくい状況が続いております。我々モノづくり業界を取り巻く環境は、「人手不足の深刻化」という構造的な課題に直面する一方で、「AIを中心とするデジタル技術の進化」という、課題解決に向けた力強い光も差し込んでおります。
本年3月をもって、2023 年度に始動した3カ年の中期経営計画は最終年度を締めくくります。本計画では、商品ラインナップの刷新と付加価値向上による収益性の改善に注力するとともに、長期的な成長に向けた歩みを進めてまいりました。この成長戦略においては、事業ポートフォリオの拡充と提供価値の最大化を目指し、エイチアンドエフおよびビアメカニクスのM&Aを実行しました。
これは単なる規模拡大ではなく、新たな顧客層の開拓に加え、大型プレスや微細加工の技術を取り込み、板金加工の枠を超えたソリューション提案を可能にするものです。これにより、e-Mobility、半導体、医療機器といった成長市場に対し、既存ビジネスに捉われない最適なトータルソリューションを提供できる基盤が整いました。
また、お客さまの生産プロセス全体を最適化する「エンジニアリング力」の強化も急務です。その中核を担う「アマダ・グローバルイノベーションセンター(AGIC)」は、最新の加工技術やDXを実証・検証する「共創のエンジン」として進化を続けています。さらに、次世代モノづくりの鍵となる「AIによる知能化」を、デジタル・ソリューションとして具現化してまいります。特にニーズの高い溶接課題に対しては、集積された知見とノウハウを駆使し、より確度の高い解決策を提案してまいります。加えて、「V-factory」や「LIVLOTS」を通じた生産プロセスの可視化と自動化の融合により、工場の知能化を強力に支援いたします。同時に、経営課題である脱炭素・GXについても、プロセス全体の最適化を通じて環境対応ソリューションを拡充します。
今年の干支は丙午(ひのえうま)です。丙(ひのえ)には情熱、午(うま)には行動力の意味があります。アマダグループは新たな目標を掲げ、次なるステージへと踏み出します。干支が示す通り、情熱と行動力を持ってモノづくりの進化をけん引できるよう、お客さまとともにさらなる成長をとげる一年にしたいと考えています。
本年も皆さまの一層のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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